すべての脱毛はクリニックやサロンのスタッフさんの「手作業」で行われます。ヒゲやワキのように目で確認しやすい箇所から、アナルやタマ袋やサオのようにあまり直視したくないようなところまで、スタッフさんは丁寧に脱毛の施術を行ってくれます。
しかし、手作業で行うものなので常に完璧というわけではありません。「照射漏れ」が起きる可能性があります。
照射漏れとは
脱毛クリニックの医療レーザー脱毛でも、脱毛エステのフラッシュ脱毛でも、機器の先端からレーザーやフラッシュが照射された小さな範囲(数cm)内だけ脱毛が行われます。
広い面を脱毛する場合は、機器を少しずつ動かしながら細かく照射を繰り返していく必要があります。そのため、脱毛クリニックなどでは「ピッ ピッ ピッ ピッ」というレーザーの照射音がこだまのように繰り返し聞こえてきます。
しかし、全面にまんべんなく照射するのはスタッフさんのスキルに寄る部分が大きく、どうしても照射された箇所にムラがでてくることがあります。この、脱毛の照射が行われなかった部分を「照射漏れ」と呼びます。
照射漏れに気づくのはいつ?
脱毛前には脱毛箇所の毛をすべてキレイに剃毛しておく必要があります。剃ってツルツルになっている箇所へ脱毛施術が行われるため、施術直後は「脱毛できているからツルツルなのか」「剃っているのでツルツルなだけなのか」の区別ができません。
脱毛の施術を行ってから1週間程度で伸びてくる新しい毛・通称「ドロボーヒゲ」が、抜け落ちる(脱毛できている)か・抜け落ちない(脱毛できていない)かでようやく照射漏れに気づくことができます。
照射漏れが起きるとどうなる?
照射が漏れてしまった箇所=脱毛レーザーが当てられていない箇所なので、当然脱毛されません。そのため、「ほかの箇所(レーザーが当たった箇所)はツルツルなのに、一部分だけ毛が伸びている」という状態になることがあります。
タマ袋のように毛の生え方がまばらな箇所は照射漏れがあってもそれほど目立ちませんが、ヒゲや足のように毛が密集している箇所だと、照射漏れは非常に目立ちます。
照射漏れを防ぐには?
脱毛施術はスタッフさんの手作業によるものなので、照射漏れを100%防ぐことができる確実な方法はありません。
施術が上手なスタッフさんがいれば「指名」をしたいところですが、湘南美容クリニックやメンズリゼクリニックなどほとんどのクリニックはスタッフの指名に対応していません(スタッフ指名が可能なところは聞いたことがありません)。
照射漏れの箇所を目立たなくさせるには、脱毛を繰り返すのが一番です。何度も何度も脱毛を行えば、前回照射漏れになってしまった箇所にも脱毛レーザーが当たる可能性があります。
また、上記の理由から私は脱毛の施術によって「毛をキレイに薄くする」のは非常に難しいと感じています。
医療レーザー脱毛でもフラッシュ脱毛でも、「毛があるかないか」の2択しかできません。照射された箇所は毛がなくなり、照射されていない部分はいままで通りに毛が伸びてきます。「毛を細くしたい」や「密度を減らしたい」という要望は非常に難しいのではないでしょうか。
メディオスターなら照射漏れを防げる?
細かな「点」の脱毛を繰り返す従来のレーザー脱毛器(アレキサンドライト等)とは異なり、「線」のように脱毛を行えるのが「メディオスター」という新しい脱毛器。
まだ導入店舗は少ないようですが、メディオスターの脱毛なら照射漏れを軽減できるかもしれません。
すべてが照射漏れとは言い切れないことも
脱毛の施術を終えてドロボーヒゲが抜け落ちる時期になり・・・一箇所だけ毛が抜けないからといって、すべて照射漏れと決めつけることはできません。
その毛の毛周期が異なっていただけかもしれませんし、ホクロやキズがある場合はワザと照射を行わないことがあります。
メンズキレイモの場合、脱毛前に「ホクロの部分をシールで保護しまーす」や「キズの部分は照射を避けまーす」と案内してもらえました。湘南美容クリニックやメンズリゼクリニックは「痛みは大丈夫ですか?」くらいの案内しかなかったけれど、メンズキレイモは「いま何をやっているのか」を伝えながら施術してくれるので安心感が大きいです。
照射漏れは再照射可能?
明らかに照射漏れと思われる場合は、クリニックやサロンに相談すれば再度脱毛を行ってもらえるかもしれません(私自身はその経験はありません)。
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2014年冬から現在:湘南美容クリニックのメンズVIO脱毛体験記
2016年夏から2018年春:メンズリゼクリニックのメンズVIO脱毛体験記
2017年夏から現在:ゴリラクリニックのメンズVIO脱毛体験記
2017年秋から2018年秋:メンズキレイモの足脱毛体験記