当ブログは男性向けのVIO脱毛体験談をメインコンテンツとしていますが、余談として精液検査の話を書いてみます。
これまでのあらすじ
完全な思いつきで、「そういえば自分の精子ってきちんと調べたことなかったな」と思い、TENGAの精子ルーペキットを購入したVIO太。苦労しつつも射精し、スマホのカメラで撮影してみると・・・精子の数が極端に少なく、「自然な妊娠は困難」なレベル。
特に予定はないとはいえ、いつかのときのために備えて病院で再検査しようと思うも、想像以上に病院探しは困難。ようやく見つけた、「はなおかIVFクリニック品川」の扉を開けたとき、驚愕の世界がそこに待ち構えていた・・・
都内の病院で精液検査の体験談
予約時間通りに病院の扉を開けました。私の想像では、ソファがあって、5、6人くらいが座って待っていて、「湘南美容クリニック」の待合室と似たような雰囲気かな?と思っていたところ・・・診察室の通路前にイスが横一列で並べられており、大勢の女性で溢れかえっていました。新しいiPhoneが発売されるときの行列みたいな感じです。
「はなおかIVFクリニック品川」は不妊治療の専門病院です。その病院へ、これだけたくさんのお客さんが来ているという事実に驚きました。まったく知りませんでした。
受付で「精液検査の予約をしたのですが・・・」と伝えると、問診票を渡されました。当然のように「妻の名前」を書く欄があったけど、空欄で提出。「結婚して何年ですか?」と聞かれたのも、「未婚ですが検査だけ」と伝えてクリアし、受付番号をもらいました。
待合室(というか通路)は圧倒的に女性しかいないので、居心地はよくありません。私以外の男性は、一組だけカップルがいたのみ。男一人なんて誰もいませんでした。
しばらく待つと、待合室のディスプレイに私の受付番号が表示。小部屋に呼ばれて精液検査の説明を受けます。
- 「メンズルーム」という「採精室」で採精して欲しい
- 20分以内には完了して欲しい
- 終わったらインターホンで伝えて欲しい
というような内容で、そのままメンズルームへご案内。
メンズルームは・・・ビデオボックスのような空間でした。
二畳くらいのスペースには、ビニールクッション生地のイス、ティッシュ類、小さなディスプレイ、ヘッドフォン、DVDなど・・・。
射精はイスに座ったまま行うので、寝転がった体勢が好きな人には大変そう。
DVDは人妻物やオムニバスものが多い印象。DVDなんて久しぶりに見ますね・・・。左に置いてあるカップ内へ射精します。
汚物は触りたくないということか、使用済みのティッシュなどは自動梱包ゴミ箱に入れるようになっています。ティッシュを上の穴から入れると、自動でゴミ袋に包まれます。
イスに座って気がついたのは、空気清浄機のパワフルな風。臭いを消すためでしょうか。なんというか、男性が「汚物」扱いされているような、少し惨めな気持ちになってきました。
男性の精液検査は射精をする必要があり、そのためには性的な興奮が必要で、そのためにはエロDVDなどが・・・というのは、男性の生理現象、生物的な構造として仕方ないこと、自然なことのはずです。
もうちょっとリラックスできる環境にしてもらえないものかな・・・と思いました。
ともあれ、制限時間は20分しかありません。
なんとかがんばってカップの中へ射精し、インターホンで連絡して、受付へ部屋のカギを返却しました。
「30分くらいで結果が出ますのでお待ちください」とのこと。
精液検査 結果発表
再び、私の番号がディスプレイに表示されました。ついに結果発表です。
診察室へ入ると、男性ドクターと女性の看護師。ドクターが開口一番、
「しっかり精子ありますよ!まったく問題ないですよ!」
え? 正直、この言葉には(逆に)驚かされました。
ドクター「精子の数も運動量も問題ないです」
VIO太「そうなんですか?」
ドクター「どこかで検査したことあります?」
VIO太「簡易キットみたいなので、自宅で検査したんですけど」
ドクター「いや、ぜんぜん大丈夫です」
えええええええええええ。
結果の発表はドクターからの口頭説明と、内容を書かれた用紙を渡されるのみで、顕微鏡の拡大画像を一緒に見るようなことはありませんでした。それでも、きちんとした病院の検査だし、間違いはないのでしょう・・・。
TENGAの精液検査キットで3回やって、3回とも精子が少なかったのは何だったのでしょう・・・。私のやり方がダメだったのかしら。
精液検査の費用
今回の費用は、精液検査(自費)として5,000円、初診料(自費)として2,500円、それぞれ消費税が加わって、合計で8,100円でした。保険診療にはなりませんでした。
1万円以下に収めることはできたけれど、安くはない金額ですね。
精液検査の感想
結果はともあれ、精液検査はすごく敷居が高い行為でした。真剣な女性だらけの待合室で、男一人が長時間待つのは辛かったです。精液検査が一般的じゃないのも仕方ないと思いました。
精液検査の目的が「子作りしたい」なのは当然かもだけど、もっと気軽に、カジュアルに受けられるようになればよいと思います。
もし、精子に問題があったとき、治療しても効果はすぐ出るものではありません。生活習慣を変えたり、長い時間をかけて改善していくものです。
もっと気軽に、カジュアルに受けられるようになれば、もっと早いうちから気づけるはずです。
「子作りのための精液検査」ではなく、「将来に向けて知識をつけるための精液検査」が必要ではないでしょうか。予防医療みたいなものですね。
敷居は高いけれど、皆様もぜひ一度は精液検査を受けてみてください!